創業から100余年、昭和木材は一貫して木とモノづくりにこだわってまいりました。
北緯41度から46度、北海道が含まれるこの緯度帯には豊富な温帯広葉樹が生育し、特に北海道大雪山系は優良広葉樹の宝庫となっています。
その山麓にある上川地域には一大木材産地産業が生まれ、植林と造材を管理する山づくり事業や、木製品や家具を造る産業が発展し、その品質と技術は全国から高い評価を得ております。
昭和木材は、北海道全域より優良な国産原木を集め、道内の自社工場で製材・乾燥・加工した製品を、日本五大家具産地をはじめとした全国各地に販売しております。
様々なニーズに答え、良質な材料を安定供給するために、国内に止まらず、北米、カナダ、ロシア、欧州・東欧、中国、ベトナム、インドネシア、マレーシアなど世界中から木材を輸入しております。
総合木材メーカーとして、世の中に求められる素材を日々追い求め、自らの眼と手で検品・加工をした製品を、責任を持ってお客様に提供する。木を愛し、その価値を最大限発揮させてあげる事が、創業以来ずっと“木”と向き合ってきた昭和木材のこだわりなのです。
今、世界規模で森林が急速に失われています。その原因のひとつが、主に海外で行われている違法で無秩序な伐採です。森林の減少は、地球の温暖化、生物多様性の減少などの環境問題につながります。
木材は、人間が循環して利用できる数少ない貴重な資源であり、木を扱うものとして、その源たる森林の減少を防ぐため、責任を持った行動が求められています。
昭和木材では、そのような違法に伐採された木材を扱わないようにする事で、違法伐採を行なう者を根絶する多くの取り組みに参加しております。
国内における合法木材供給事業者認定やSGEC認証のほか、PEFC認証を取得し「森林を破壊する伐採」ではなく、「森林を保全する伐採」により得られた木材を積極的に活用することを推進しております。
木はその成長と共に二酸化炭素を吸収・固定化しますが、成熟するとやがてその機能は衰え、いずれ朽ちて腐敗とともに放出されてしまいます。
そうなる前に木を“木材”として昇華させ、そこに新たな若い木を育成させてやることが、人と森林との最も上手な付き合い方ではないかと考えております。
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